暗過ぎる世界
緊急事態宣言が再延長されて、世の中が暗くなったように感じる。 銀座界隈を徘徊すれば閉店した店が目立つし、プライドの高かった飲食店でさえも店の前で弁当を売っているのを見るのも悲しい。 居酒屋が早く店を閉めてしまうので、新橋駅近くの公園ではサラリーマンが仲間と暗い中で缶酎ハイを飲んでいる姿が見られるようだ。 新橋駅近くの公園では、サラリーマンが休んでいた。 「むしゃなび」を見ていたら、右下の方に赤字で大きく「閉店セール」という文字が見えた。そこを開いてみたら、伊達市のカメラ店「ヒラマツ」が75年の歴史を閉じるそうだ。この店のオーナーには私の滞在中は、大変にお世話になった。 詳しい事情は分からないが、各地で起きているようにスマホに駆逐されてしまったか? 当然、コロナも関係しているだろう。朝から悲しく、暗くなってしまった。 「ヒラマツ」の閉店セールのお知らせ。 浅草、上野辺りを歩くと、マスクの大安売りに出会う。 一時は50枚で5000円もしたマスクが、中には190円で売っている。 コロナに乗じて「あくどく」儲けようと思い大量に中国から輸入した業者が、ワクチンの接種が始まる前に処分しようとして安値になったようだ。一攫千金を狙った仕入れ業者は、きっと暗くなっているに違いない。 マスクの場合は「需給のアンバランス」が起きて、理論通りで経済が分かり易い。 浅草で買ったマスクは300円だった。 そろそろ暖かい日も増えて来て、明るい話題も欲しくなった。 浜離宮恩賜庭園の菜の花畑が時期を迎えているはずだと思い、歩いて見に行った。ところが公園は緊急事態宣言の延長に合わせて、3月7日まで休園だった。あんなに広い公園なのだから3密は起きないし、コロナ感染の危険も無い。 都民の細やかな楽しみまで奪ってしまったら、気持ちが暗くなるばかりで免疫力も落ちる! 浜離宮恩賜庭園の大手門入口のお知らせ看板。 なにか明るいものは無いかと探したら、映画があった。 館内は暗いが、ストーリーが明るく、可笑しなブラック・ユーモア映画を見た。 題名は「天国にちがいない」というフランス映画で、パレスチナ人の映画監督がイスラエルからパリ、ニューヨークへ旅をするだけの話だが、そこで起きる様々なことが可笑しい。久し振りに笑えて、少しだけ明るくなった。 映画「天国にちがいない」・・★★★ 2月9日の夕方に我が家の窓から富士山を見たら、もう少しでダイヤモンド富士になりそうだった。 これなら明日はダイヤモンド富士になると確信した。 そんな時にマンションのデジカメクラブのメンバーからメールが届き、「明日はスカイラウンジからダイヤモンド富士が見られそうです」とあった。翌日は楽しみにしていたら、なんと夕方から曇り空になってしまい、ダイヤモンド富士どころではなく富士山が見えなくなってしまった。また暗くなることが起きてしまった。 我が家の窓から見た富士山(ダイヤモンド富士には1日、早い) 日本でもいよいよ新型コロナウィルスのワクチンの接種が始まるようだ。 中央区では聖路加国際病院と、掛かりつけ医のクリニックで接種が受けられそうだ。 ファイザーのワクチンの接種に使用予定の注射器が、6回打てる予定が5回しか打てないと分かり、ワクチンが大幅に不足するようだ。 まだまだ混乱は起きそうだが、果たしてワクチンだけでこの暗い日本を明るく出来るだろうか? 聖路加国際病院はワクチン接種の拠点になる。 (おまけの話) 海外からの暗い話題である。 いつものロサンゼルスに住む女房の従弟(Iさん)からメールが届いた。 アメリカでもご多分に漏れず、店舗の閉鎖、倒産が増えているようだ。 【Seven Elevenは300店舗が閉鎖、Apple Storeはカリフォルニア州だけでも50店舗閉鎖、Starbucksも500店舗閉鎖、本屋のBarns and Nobleは40店舗閉鎖、輸入小物のPier I Importsは破産など】 L.AのIさん自筆の水彩画のプレゼント(1) 【その他にも大型チェーン店で閉鎖が続き、(家庭用品のBed, Bath, and Beyondなど)オンラインでどうにかやっているところが多いです。個人経営のレストランも潰れているのでしょうが、なにしろいっさい街歩きをしないので詳細はわかりません。私も食品以外のショッピングは全てオンラインになりました。といってもあまり買うものはなくて、たまにジーンズなどの決まりきった服、画材(鉛筆や紙もふくめて)など】。 L.AのIさん自筆の水彩画のプレゼント(2) 【アマゾンの配達車が毎日忙しくしているのをよく見ます。FEDEXも忙しそうです。うちのコンド ミニアムの郵便受け場は小包であふれています。買い物の愉しさなんて、もうとっくに失われて しまいました。アメリカでも去年春以来、コロナ・パンデミックのおかげで、店や会社がつぶれ ています。アパレルの小売店が一番打撃をうけているようです。紳士服の老舗、1818年創業のBrooks Brothers は破産で現在チャプター11進行中。女性既製服の大手Ann Taylor も破産。女性下着のVictoria’s Secret は250店舗を閉鎖。若者向けの服J. Crew は破産】。 Iさんのメールを通して、アメリカもかなり暗いと知った。 我が家に来た時に描いた佃島の佃煮屋「天安」