心の伊達市民 第一号
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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。
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写真で見る東京(69)・・・丸の内の晩秋
「都心の秋」を探しに、丸の内「仲通り」に行ってみた。 思いがけず、素晴らしい光景に出会った。なんだかヨーロッパの街のように感じた。 仲通りにはアート作品が飾られていて、「丸の内 STRET GALLERY」と名付けられている。 写真の作品名は「Mirror」で、アルミニュウムで作られている。 ネットには作者の思いが書いてあったが、難しいので省略する。 この通りの両側には、私には全く関係の無いようなお洒落な店が並んでいる。 私がこの場所に来た時は、午前10時を少し過ぎた頃だった。 ほとんどの店は午前11時の開店なので、まだ「Closed」の札が下がり閉っている。 道路には街路樹の落ち葉が、一面に敷き詰められている。 こんな早い時間なのに、お洒落な外国人夫婦が歩いていた。 この道の街路樹は「ユリノキ」のようだ。 枯れ葉が地面いっぱいに広がり、晩秋を感じさせてくれる。 この落ち葉も、間もなく片付けられてしまうのだろう。 少し肌寒い中を、落ち葉を踏締めながら私は歩いて行く。 ところどころに置かれたテーブルとイスは、昼時にはこの近くで働く人達に占領される。 色は黄色と黒があるが、黄色の方が秋にはこの街に合っているような気がする。 柔らかな風が私の頬を撫でる。それがまた心地良い。 暖かな日だったので、ダウンを着るほどではない。 気持ちが良いのでイスに腰掛けて、コーヒーでも飲みたくなった。 ブランド店に出勤するのか、女性が私の前を行く。もう他には誰も歩いていない。 この辺りで働く人達は、午前9時の出勤だろう。 またブランド店は午前11時に開店するので、この10時という時間は一瞬の静寂かもしれない。 後ろを振り返ったら、女性が枯れ葉を片付けているのが見えた。 自分の勤務先の店先だけ、枯れ葉を片付けているのだろうか? 仲通りの全てを掃除するには、あまりに道具が小さ過ぎる。 私は目の前の黄色のイスの腰掛けて、その様子を眺めていた。 「秋も終りだなー。もうすぐ冬だなー」と思いながら、都心の晩秋を楽しんだ。 丸ビルの横を通ったら、ビルの壁に木の陰が映っていた。 葉がほとんど落ちている木で、白い壁に黒い窓、そして壁に映る影がなんともいい雰囲気だった。思わずシャッターを切った。 パソコンに画像を取り込んでみたら、実物ほどでなかったのが残念だ。 (おまけの話) 今年の丸の内エリアでは2024年11月14日(木)から2025年1月13日(月・祝)の期間、大手町・丸の内・有楽町にて、「MARUNOUCHI BRIGHT HOLIDAY 2024 ~LET’S PLAY in MARUNOUCHI with SUPER MARIO~」と題し、任天堂株式会社の「スーパーマリオ」とコラボした冬のイベントを実施している。 私は丸の内仲通りから、丸ビルに入った。 このイベントは丸の内の大地主である「三菱地所」の企画なので、丸ビル、新丸ビル、オアゾ、丸の内テラス、国際ビルなどで行われている。 最近のアメリカでは「Merry Christmas」とは言えないようで、「Happy Holidays」と言うようだ。 その理由は「クリスマスが宗教的な行事である以上、キリスト教徒でない人にキリスト教の祝い言葉を押し付けるのは良くない」ということのようだ。なんだか難しい世の中になっているようだ。 しかし「それも今年で終り」かもしれない。 なぜならトランプ次期大統領が「Merry Christmas」のタブーに異議を唱えているからだ。 それに比べて日本人は寛容であり、キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝う。 祝わなくても、クリスマスイブにはクリスマス・ケーキを食べる。 「八百万の神」がいる日本は心が広く、宗教で戦争をする国に比べたら「なんでもOK」のところが良い。
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